金沢城公園は兼六園の横に広がる城と言うよりは広大な公園である。天守閣など城の建物は殆ど火災で失われており、現在は石垣など城の遺構と復元された河北門や菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓などが観光の中心となる。
金沢公園への入口
金沢城公園は昔お城であったため、堀や城壁で囲まれており、どこからでも入れるわけではない。
現在、金沢城公園の入口として最もよく利用されているは兼六園に近い石川門であるが、城の正門に当たる大手門からもは入ることができる。
大手門と大手堀
現在、大手門そのものは門の石垣の一部残ったいるだけである。
金沢城の大手門の石垣
但し、周辺には堀や石垣が残っており、城の雰囲気を十分味わうことができる。
金沢城大手門付近の堀と石垣
再建された河北門
大手門入ると広大な広場である。その奥に再建された菱櫓が見える。広場の先には明治15年頃になくなるまで金沢城の実質的な正門であった河北門がある。
金沢城の河北門
三の丸広場からの眺め
三の丸には建物はなく広場となっている。三の丸広場からは再建された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の外の外観を見ることができる。少し綺麗すぎるので、かえって偽物に見えてします。
金沢城の三の丸広場から
二の丸広場
二の丸広場から菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部を見学することができる。平成になってから再建されたものであるが、内部は昔の設計図に基づき建てられているので、大きな木の骨組みなど当時の建築技法を見ることができる。
金沢城の菱櫓など
三十間長屋
更に本丸を目指して登って行くと三十間長屋がある。三十間長屋は昔からの遺構である。
金沢城の三十間長屋
この広場から本丸や天守閣があった方向に石垣を見ることができるが、その先は木が生い茂っていたので、昇るのを止めた。
金沢城の本丸方面
公園内には石垣が多く残されているが、中には明治時代に陸軍が弾薬庫の通路のため開けた穴も残っている。
明治陸軍の弾薬通路
石川門
二の丸広場まで戻り、兼六園方面に進めば、石川門がある。この門が現在の正面玄関である。
金沢城の石川門