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イワマーニ発表会の記録と感想

7月24日横浜フォーラムで行ったリコーダーサークルのイワマーニの初めての発表会は成功裡に無事終了した。この発表会の様子や感想を記録として残しておく。

横浜フォーラムの感想

発表会場として使用した横浜フォーラムの感想。
場所的には戸塚駅から徒歩5分程度であり近いとは言えないが許容範囲である。行き方もポイントを押さえれば分かり易く、迷うことは少ないだろう。
客席は380席(内、取り外しができる前方可動席146席。傾斜が付いた後方固定階段席234席)。素人のリコーダーサークルの単独発表会としては少し広めであるが、今回は団員全員が頑張って人を集めてくれたので、まあ、何とか格好が付いた形である。殆どの人が後方の固定席に座っていた。
ホールは男女共同参画センターの中にあるのでロビーや図書館でくつろぐこともでき、聴きに来る人達にとっては良い環境である。
舞台は広いのであるが、左右に緞帳があり、後ろには照明か何かの設備があり、使える部分は意外に狭かった。このため、交換用の楽器は当初は後ろに置く予定であったが、置くスペースがないことが分かり、両サイドの緞帳の後ろに変更した。このため、楽器交換には多少余分に時間がかかった。
舞台裏にある控室は2室。これだけでは足りないので、2階の音楽室も利用した。
反響音は少ない感じである。反響音が多いと他のパートが聴き難くなることがあるが、今回はそのようなことはなかった。ただ、反響音は重要な音楽的要素であり聴いている人のはどのように感じたろうか。
設備で一番驚いたのは舞台が揺れることである。人が歩くと揺れるので最初は地震が起こったのかと思った。このような場所で半日過ごせば酔ってしまうのでないかと心配したが、自分が歩く時は気にならないので心配するほどのことはなかった。
ホールに備え付けの譜面台が弱々しいものであったので、音楽室のしっかりした譜面台を了解を得て借用した。この譜面台を移動する手間がかかった。

リハーサルは予想以上に時間が必要

当日は団員と10名ほどの助っ人も8時45分に集合。簡単なミーティングのあと、開館時間の9時に入館し事前の役割分担に従って音楽室の譜面台や机の運搬、舞台の設定などを行った。作業はほぼ順調に進み、その後、楽器を組み立てなどを行い9時30分過ぎから演奏リハーサルに取りかかれた。
最初に楽器のチューニングを行ったが、使用する楽器の数が多いので、予想外に時間がかかった。今後の課題である。
その後、プログラムに沿って作業の段取りも含めリハーサルを進めるが、すべての作業がマニュアル化されている訳でなく、全員初めてのことであり、いろいろと疑問も出てくる。後ろの緞帳の後ろに楽器置き場を作ったが、余分な譜面台や椅子もそこに置くので、混雑し、楽器置場は前の緞帳の後ろに変更した。このように調整しながら進めると、次第に時間に追われるようになった。
演奏のリハーサルも最初は悪いとやり直していたが、時間がかかり最後は演奏を幅にカットする羽目になった。これで割を食ったのが先生方のデュエット演奏で、一部演奏曲を変えられたので、ぶっつけ本番に近かったのでないかと思う。昼休み音楽室の倉庫に入られ合わしておられた。

本番は予想以上

いろいろと問題があり、本番でまともに演奏できるか心配になったが、始まると意外にスムーズにいき、ほど予定通りのスケージュールで進行した。演奏も思ったほど悪くはなかったが、出だしはフライングを恐れてか音が弱いように感じた。
私も前日の練習では、老人性の現象であろうか、急に、リズム感が狂いだし、演奏がおかしくなった。本番ではどのようになるか心配したが、あまり、他のパートを意識しないで、自分のペースで演奏してみようと気持ちを変えたところ、本番では予想外に落ち着いて演奏できた。
男性アンサンブルは私も失敗したところがあったが演奏終了後、舞台の袖に戻ってきた時、他の団員から演奏が良かった褒めてくれたので少しホットした。広い川の流れは同じメロディーを何回も繰り返すので飽きられるのでないかと思っていたが、意外にも好評であった。後日、聴きに来てくれた人からも褒めてくれたので、多少お世辞も含まれていると思うが、それなりの演奏であったのだろう。モニカペレスは少しリズムが乱れてしまい曲の良さを出せなかったような気がする。

家族の評価

今回はよく練習したので、家内が娘や孫を誘い聴きに来てくれた。幼稚園児の孫は2時間も飽きたのでないかと思うが、演奏した大きな古時計を知っているらしく、口ずさんだということで、またジージーがよく動くのを観察していたので、それなりに楽しめたのであろうか、4年生の孫もバロックホウダウンも知っているらしかった。娘からは音楽的に馬鹿にされていたが、今回いろいろな楽器で演奏し大きな失敗がなかったので、多少評価が上がったのでなかろうか。
家内からは早い曲になると高音パートの音程がずれているのが気になったとの辛口のコメントもあった。高音を合わせるのは大変で練習でもいつも指摘されていることである。

私が考える改善点

今回はアンケートを取ったので、聴いた人の意見は分かると思うが、私自身が考えた改善点は以下の通りである。
あまりリコーダーに興味がない人に楽しく演奏会を聴いてもらうにはプログラムを工夫する必要を感じた。私でも知らない曲ばかりのリコーダー演奏会を聞いていると飽きてしまう。随所によく知っている曲を入れる必要があると感じる。また、ピアノや打楽器また他の音色の異なる楽器を交えることも必要かもしれない。リコーダーの楽器構成もソプラノだけとかバスだけとか大胆に変更するのも面白いかもしれない。
1曲毎に楽器を変更するのはやはり煩雑になるように思う。2~3曲は同じ編成で演奏する方が良いと思う。曲間の時間を短くすれば、コンパクトな演奏会になり、しまるであろう。
今後も単独コンサートを開催するか不明であるが、次回はもう少し改善できるだろう。

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リコーダーサークル「イワマーニ」の発表会(終了)

私の所属しているリコーダーサークルIwaMani(イワマーニ)が結成してから今年で10年になることから横浜の戸塚駅近くのフォーラム横浜で単独でコンサートを開催することになりました。無料ですので、興味のある方は是非聴きに来て下さい。この発表会は無事終了しました。
演奏する曲が多く、本番までにマスターできるか心配なところがありますが、頑張って練習します。

コンサートの概要

1.開催日時:2016年7月24日(日)
2.場  所:フォーラム横浜(男女共同参画センター)
JR戸塚駅下車、徒歩5分
3:入場無料

プログラム

今回の演奏会はイワマーニだけの単独開催であるため、2~3分の曲を数多く演奏します。

(全体で演奏する曲)

ホルンパイプ

ヘンデルの水上の音楽の中の曲です。この曲は私が通っていた中学校では昼休み終了の合図として毎日流されていた懐かしい曲です。

オペラ座の怪人

ロイド・ウェバー作曲の有名なミュージカル。担当するバスは延々とリズムを刻み続けなければばらないので疲れます。

祭り

中西覚先生のオリジナル曲。日本の祭り風のメロディーが取り入れられており、面白い曲です。ただ、テンポを上げて演奏すると大変です。本番はどの程度のテンポで指揮されるのか心配です。

(土曜日レッスンの曲)

都合により土曜日しか出られないメンバーがいますので、土曜日だけ練習した曲を演奏します。

ダンシング・マスター

17世紀後半にイギリスのジョン・プレイフォードが編纂した100曲以上で構成される舞曲集です。この舞曲集のメロディーの中からリコーダーの四重奏に編曲された曲集から3曲を演奏します。舞曲ですが、民謡のような雰囲気を持ち気に入っている曲集です。

大きな古時計(モーツアルト風)

ヘンリー・ワークスの有名な曲をモーツアルト風にアレンジした曲です。以前別の編曲で演奏したことがありますが、モーツアルト風とあるように雰囲気が変わります。

バロック・ホウ・ダウン

ディズニーランドの夜のパレードで演奏される非常に有名な曲です。軽快な曲で指が上手く回るか心配です。

(金曜日レッスンの曲)

金曜日だけレッスンした曲を演奏します。

テレプシコーレ

プレトリウスが編集した舞曲集です。全体では300程度の曲が含まれていますが、今回はその中から4曲演奏します。この曲集には楽器の指定がないので当時もリコーダーアンサンブルで演奏されていたかもしれません。ダンシング・マスターと異なり如何にも舞曲という感じの曲です。早いテンポで演奏することが要求されていますので、なかなか大変です。

アルマンド

ヘンデルのハープシコード組曲第5番(HWV430)に含まれている曲です。この5番には「調子の良い鍛冶屋」が含まれていることで有名となっています。原曲はハープシコード曲です。リコーダー四重奏では原曲を比較的忠実に各パートで分担して演奏するような編曲となっていますので、各パートを合わせるのが大変です。

(男性アンサンブル演奏)

演奏会では有志のグループによる少人数のアンサンブル演奏も行うことになりました。このため男性だけでグループを急遽結成し以下の曲を演奏します。

広い河の岸辺

スコットランド民謡でNHKの朝の連続ドラマ「花子とアン」の中でも歌われていたようです。楽譜は合唱用に編曲されたものでないかと思っていますが、男性陣でわいわい言いながら適当に修正しました。非常にゆったりした曲で、綺麗にハモることがポイントのようです。

MONICA PEREZ

原曲はよく分かりませんが、南米のリズムに乗った非常に軽快な曲です。皆のリズムが綺麗に合えば成功です。

(その他のアンサンブル演奏)

少人数のアンサンブル演奏は男性以外にも二つのグループが演奏する予定です。内容は当日のお楽しみ。

(講師による特別演奏)

イワマーニでは土曜日と金曜日に別の講師にレッスンを受けていますが、コンサートでは二人の先生方の二重奏をお願いしています。ご期待のほど。

演奏会のトピックス

今回の演奏会に向けて各人がいろいろな楽器に挑戦しようということになり、楽器をいろいろ持ち替えて演奏します。例えば、バスリコーダは半数以上のメンバーがどの曲かで吹きます。また、ソプラノからバスまで4本すべて演奏するメンバーもいます。
このため、当日は楽器の持ち替えや席の移動が大変で、スムーズに移動できるかが当日の一つのポイントです。女性陣がしきりに知恵を絞っています。

イワマーニについて

吉澤実先生が横浜市岩間市民プラザで開催された「1(ゼロ)から始めるリコーダー」のワークショップに参加した受講者が中心になり結成したリコーダーサークルです。ワークショップは3年間ほど続きタイトルも「1」だったり「0」だったり微妙に変化しました。現在、23名弱のメンバーで自主運営しています。講師は吉澤実先生のお嬢さんの荒川明先生(土曜日)担当、吉澤実先生を中心にしたリコーダーアンサンブルユニット「ラ・ストラーダ(La Strada)」のメンバである河村理恵子先生(金曜日)担当で月に1回づつ岩間市民プラザでレッスンを受けています。

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KUNGのソプラノリコーダー購入

昨年の銀座ヤマハリコーダーフェアでKUNG(キュング)のソプラノリコーダーを購入した。安いリコーダーであるが、音色をよく確認して購入したので、現在のところ満足している。

例年、銀座ヤマハのリコーダーフェアは中古リコーダーが委託販売されているので、掘り出し物がないか毎年探しにいっている。今年はソプラノでよいものがないか探しに行った。 中古品はほぼ定価の半値に設定されている。高級品は現在の実力から考えて宝の持ち腐れとなるので、中級品が狙い目である。しかし、ソプラノの委託品は数本しかなく、判断が難しかった。そこで、新品のソプラノリコーダーも探してみた。こちらは40〜50本程度は展示されており、選び応えがある。 値段を見ながら代表的なメーカーの製品を吹いてみるが、どうも値段の価値が分からない。高級品も試奏してみたが、その良さが分からなかった。まだ適切に評価できる実力がないのであろう。そこで、値段に関係なく、自分がよい音色だと思ったものを選ぶことにした。 音色が良いのか悪いのか判断はできないが、リコーダーによって音色が違うのは確かである。最初によく鳴り、良いと感じたのはスイスのメーカーのH.C.FEHRの製品であった。このH.C.FEHRのリコーダーは委託品の中にもあったので、新品と吹き較べてみた。低音は同じような音色をしているのであるが、どうも委託品の方は高音が出にくい感じである。それで委託品はあきらめた。同じ製品でも品質に差があるのか、昔(委託品)は少し仕様が異なるのか定かでない。 更に新品で気に入ったものがないか、試奏を続けたところ、KUNGの製品も同じように鳴ることに気づいた。KUNGの製品はH.C.FEHRの半値に近い安さである。値段を気にすることはない。安い製品でも自分に気に入ったリコーダーがなによりであり、これを購入することにした。案外、初心者は安価な製品の音色を好むのかもしれない。

購入したのはKUNG SUPERIOシリーズのソプラノ2301 ベアーウッドの1本継のリコーダーである。KUNGのリコーダーはアンサンブル用のSTUDIOシリーズと独奏用のSUPERIOシリーズに分かれているが、購入したのは一応、独奏用の高級品シリーズの製品である。但し、木の素材によって値段が大きく異なる。SUPERIOシリーズでもパリサンダーの木になるとベアーウッドの1.6倍の値段になる。木の素材だけでこのように値段が違うのははなはだ疑問である。 安いのは中部管と足部管が一緒になった1本継のリコーダーのためかもしれないが演奏には殆ど関係ない。手軽に扱えてかえって便利である。立派なケースに入っており、現在のところ大満足である。

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リコーダーのテナー(KUNGのSTUDIOテナー1502)を購入する

昨年12月の銀座ヤマハリコーダーフェアでKUNGのSTUDIOテナー1502 バロック式ダブルホールを買ったので、感想などを報告する。

多重録音装置を使用して、一人でリコーダーの四重奏を楽しんでいるが、テナーをまだ持っていなかったので、以前から安いテナーがあれば購入したいと思っていた。1年前のリコーダーフェアで委託品(中古品)のバスリコーダーを買ったこともあり、テナーも委託品で購入できればと思っていた。昨年の12月のヤマハリコーダーフェアでは委託品の販売は特にPRされていなかったが、出かけてみるとテナーも4本程度展示されていた。特にPRされていなくても委託販売を依頼する人が多ければ今後も継続されるのであろか。

テナーには右手の小指で抑える位置にキー付いているリコーダーとアルトのように何も付いていないリコーダーがある。委託品にはキーのついていないテナーが多かった。多分、キーが付いていないとドやファなどで正確な音程を出すことが難しいようなので、手放す人が多いのかもしれない。

展示されているテナーを数本試奏した。キーなしでも指が届くことを確認し、最低音を何度も吹いてみて楽に音がでることを確認した。ゆっくりと音階などを吹いてみた。高額の製品はそれなりの良さがあるのであろうが、私の今の実力では、音色は違うことは分るがその良さを発見することができなかった。と言うことで、その中で、一番安く、一番素直な音が出たKUNGのSTUDIOテナー1502 バロック式ダブルホールを買った。値段は新品の半値というところである。

この製品は合奏用との位置付けである。多くのメーカーで低額品は合奏用、高額品は独奏用との位置付けであるが、音質的にどのように違うのか分らない。多分、合奏用は音程が安定し倍音が少ない素直な音質、独奏用は倍音を多く含んだ複雑な音質(特徴ある音質)でないかと思っている。吹き込み口は合奏用が加工のし易いストレート、独奏用が加工の難しいアーチ型となっていることが多い。私の場合は、どうせ合奏用にしか使用しないので素直な音色で他の楽器とハモればそれでよいと思っている。

家に帰ってさっそく簡単な曲を吹いてみた。テナーの指使いはアルトより大きい分だけ扱いに難い。それでもソプラノが吹ければ、同じ指使いであるので簡単な曲であれば、直ぐに吹くことができる。この点はヘ音記号の楽譜をマスターしなければならないバスよりは簡単である。しかし、最低音のドを鳴らすのは大変である。同様にファの音程も安定しない。会場で何度も音が出ることを確認したのであるが、曲の途中で鳴らすとなると、とっさにすべての穴を完全に押さえなければならないので、難しい。すべて抑えているつもりでも、どこかの指のところで隙間ができているのであろう。この点はキーが付いているバスの方が楽である。これもキー付きテナーであれば少しは楽になるのかもしれない。また、少しでも強く吹くと音がでない。これはバスも同じで、また音が出ても、音の出るのが遅れる。多重録音して後で聞くと、バスの最低音は少し遅れて音がしていることが多い。このあたりのコントロールが難しい。まあ、練習あるのみである。

KUNGのSTUDIOテナー1502の音質は素直で気に入っている。バスともよくハモルような気がする。一人四重奏もテナーが加わり厚みを増したようである。テナーのないときはアルトで吹けるところだけを代用していたが、アルトに比べ、音色が太くなり音程も安定している。やはり、テナーパートはテナーで吹くのがベストである。
気をつけなければならない点は、吹き込み口がストレートでそれもかなり広いので吹くときに抵抗感がなく、多くの息を吐き出しているようである。このため、直ぐ息がなくなり、息継ぎを頻繁にしなければならない。

今後、吹き込んで行くといろいろと不満も出るかもしれないが、現在のところは、安い買い物で満足というところである。これで、一応ソプラノからバスまで木製で4本揃ったので、四重奏を楽しみたい。

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横浜ヤマハのリコーダーフェア

10月25日から横浜のヤマハの2階で恒例のリコーダーフェアが開催されている。フェアではリコーダーを手にとって見ることができるので、木製のリコーダーの購入を検討している人は一度見に行く価値はある。

木製のリコーダーの販売は一般に棚に展示されて行なわれているので、よほど買う気がないと手軽に見ることは難しい。しかし、このフェアの期間中は机を出して、多くのリコーダーが並べられているので、手にとって見ることが出来る。また、試奏することも可能である。

展示されているのは、ざっと見たところ100本弱というところか。メーカとしてはヤマハ、モーレンハウエル、メック、ハンス・コルスマ、キュニグ、マルシアス、竹山などである。アルトは30本程度、バスは5〜6本程度である。

最近は円高でユーロ、ポンドが大幅に下落しているので、海外のリコーダーも安くなっていることを期待して見に行ったが、残念ながら、高いときに仕入れた価格のままであった。製品の回転が悪いのか、リコーダーは円高のメリットを受けるのは1年程度かかるのかもしれない。

フェアは11月3日まで開催されており、最終日の16時半頃から吉沢実先生の選定会も計画されている。良いリコーダーを選ぶのは素人にはなかなか難しいものであるが、多分、選定会では先生にお願いすれば、購入候補になっているリコーダーを試奏して下さるので、先生の意見や買う予定のリコーダーをプロが吹いたときの音色を聞くことが出来ると思う。

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リコーダーのダブルタンギング

以前にリコーダーにはタンギング技術が必要であると説明したが、フレーズの中で同じタンギングばかり使用していると音楽が単調になるため、複数のタンギングを使い分ける方法がある。強いタンギングと弱いタンギングを使い分けるダブルタンギングがよく使用されている。

通常の教則本では最初にタンギング(tuが多い)の説明があるだけであるが、東京音楽書院出版から山岡重治先生の「やさしいリコーダーの吹き方」では最初の段階からはっきりしたタンギング(tu)とやわらかいタンギング(du)が説明されており、練習曲のすべてにtuとduの使い分けが記載されている。但し、この本は絶版で現在は市販されていない。

説明書を読んでも外国語の舌の位置がよく分らないので、方法が合っているのか判断するのが難しい。まあ、英語の「To do」と発音する要領のようである。また、tuとduでは強すぎるので、dhとghだとする説明書もある。その他、「te ke te ke」、「tu ru tu ru」などと記載されている説明書もある。結論的には、それぞれ個人の感覚が重要であり、自分で一番適切で、なじみ易い舌の動かし方を見つけるのが良いようである。

どこで使うかであるが、山岡先生の教本では基本的な原則として、
1)フレーズの始まりではtを
2)順次進行のときはtとdを交互に使い、はっきりした跳躍のときはt
3)同じ音の繰り返しはt
4)付点のリズムは短い音にt(三拍子のリズムであれば、付点四分音符はt、八分音符もt、四分音符をd)
などである。詳しい事例は教則本で。

3連音符を吹くときなどはトリプル・タンギングが使用させることもある。その吹き方としてdo−gh−dh などが例示されて説明書もある。それ以上の複式タンギングの方法もあるようであるが、あまり一般的でなさそうである。

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リコーダーのタンギング

リコーダーはとにかく吹き込み口(ウインドウェイ)から息を吹き込めば音がでる単純な楽器であるが、この吹き込む息を止めたり流したり、息の量、息の圧力によって音色、音量、音程が変化するので、演奏する曲に表情を付けるにはタンギングと言われる息をコントロールする技術が不可欠だ。

息を出す方法としては、大きく二つに分けることができる。
(A):ローソクの火を吹き消すときのように、腹から急に吹き出す方法。
(B):腹からの息の流れを一旦舌で止めてから、舌を緩め、息を送り出す方法。
リコーダーのタンギングと言われる技術はBの方法である。初心者の方は案外Aの方法で吹いているのでないだろうか。Aの方法では息の流れをすべて腹の圧力でコントロールしなければならないので、音の出だしが不鮮明になったり、早い曲では1音1音を明確に区切るのが難しいなど欠点が多い。高度な表現のためにはどうしても、舌で息の流れをコントロールする技術が必要になる。

舌で息をコントロールする方法は丁度T、D、Rなどの子音を出すときの舌の動きに近いということであるが、日本人にとっては理解し難い点である。教則本ではtuと発音する方法がよく紹介されているが、その他にも、de、di、ri、re、ru、ta、te、keいろいろな発音で指定されている。タンギングの方法はどうやら一様ではなく、出す音や、曲の表情によっていろいろと変化させるようである。

舌の位置は目に見えないし、取り合えず音が出ているので、現在の感覚で合っているだろうと納得しているが、これから、高度な表現力を身につけるためには一度、白紙に戻し、最初から正しい癖を付け直す必要があるのでないかと思っている。

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ワルター・ファン・ハウヴェの「現在リコーダー教本」の紹介

「現在リコーダー教本」ワルター・ファン・ハウヴェ 大竹尚之訳(A4 78頁)を買ったが、練習曲がまったくない、他のとは異なる教本である。音楽の基礎となる本質的なテクニックを身に着けつことを主眼としているとのこと、身体的な練習が多い。他の教本と全く異なるので簡単に紹介する。

教本は以下の4つのパートで構成させている。

1.リコーダーの持ち方

リコーダーの正しい持ち方をマスターして、自由自在に演奏できるようにする。教本のなかでは一番写真が多く分かりやすい。実際に指を動かして持ち方に無理がないかチェックできるようになっている。

2.指の動かし方

リラックスした機械のように自由に動く指の訓練。曲にはなっていないが楽譜も添付されている。無機質な指の訓練が大半であり、このパートについては、毎日の指の練習があるようなギースベルトの「アルト・リコーダー教本」の方が飽きがこないで続けられそうな気がする。ただ、換え指も含めすべての運指表やある特定の音から指が動く本数による音の分析表は面白い。

3.呼吸法

音楽的に優れた息を出すため、コントロールしなければない筋肉の訓練。リズムの乗って吸う、吐くを繰り返すような練習がある。この種の練習は他の教本では殆ど触れられていないので参考になる。

4.アーティキュレーション

シングル・タンギングやダブル・タンギングなどがリズムに乗って練習できるようになっている。リコーダーは語りかけるような舌の使いによってアーティキュレーションも変化するが、他の教本も同じであるが、舌の位置(子音の発音)は説明だけでは分かりづらい面はある。自分で納得して練習するしかない。

5.感 想

この教本は無機質な練習が多く、これだけを練習していると飽きてくる。リコーダーはどのように吹いても音は出てくるので、最初はこの種の練習の必要性は感じないのかもしれない。しかし、一度悪い癖が付くと上達が妨げられるとのことである。

吉沢実先生のリコーダーワークショップでも練習の最初に腹式呼吸のための体操や指の体操などが取り入れられていたが、この教本はその体操を発展させたような内容である。演奏する普通の練習を始める最初の10分間ほど時間を割いて練習していくと演奏する上で良い癖がつくのかもしれない。

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表現を豊かにするリコーダーの替え指について

リコーダーの指使いは一種類ではない。一つの音に対して複数個の指使いが存在する。普段は正規の指使いが使用されるが、替え指は指使いを簡単にするなど特別な目的の場合に使用される。

テキストの中にはリコーダーの運指表として複数個の指使いが表示されているものがある。替え指の使用に当たっては正規の指使いに比べ、音色が悪化するので、どのテキストでも安易に使用することは戒めている。

替え指が一番使用させるのはトリルである。トリルは音の動きが早いため、音色の悪化が目立たないし、替え指を使用した方が指使いが簡単であるため多用される。トリル運指表には動かす指が指定させている。

指使いを楽にする目的では早いスケールやパッセージの場合にも有効なようだ。

音色を変化させる目的で使用させることもある。特にサミングした指使いとサミングしない指使いを持つ音域では音色の変化が顕著で、表情を変える目的で使用されることもあるとのこと。

また、替え指によって音量、音程も若干変化するので、ディミヌエンドなどの表現に使用できるようである。

何れにしてもこの辺りは上級者の領域のテクニックであろう。初心者の私が使用したのは、どうしても正規の指使いではもつれる箇所があったので、とりあえず替え指を使用して発表会を誤魔化したことがある。このように初心者でも緊急の場合の逃げ場としては替え指は有効であり、知識として持っておく価値はある。

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綺麗な和音を響かせるリコーダー合奏の魅力

よく訓練されたリコーダー合奏団では鍵盤楽器では味わえない、非常に純正な和音を響かせることができる。

純正律の和音は長3度なら音の周波数の比率が5:4、完全5度なら3:2のように奇麗な比率となるが、あらかじめ平均的に調律されている鍵盤楽器では、このような奇麗な比率の和音には響かない。

例えばハ長調でド、ミ、ソだけを奇麗に響かせる調律は可能であるが、その音程に固定してしまうと、その他の音階の和音では奇麗に響かない現象が生じてしまう。要するに、同じソの音でもはハ長調で奇麗に響く周波数と変ロ長調で奇麗に響く周波数が異なるのである。

鍵盤楽器の場合、演奏する曲によって調律し直すことができないので、そこで考え出されたのがどの音階でもある程度は奇麗に響く平均化された音程の周波数で調律することである。これを平均律という。

平均律では1オクターブの間が機械的に奇麗に12等分されいる。計算したところ、半音間は約1.05945倍である。電卓で1にこの数字を次々と掛けていくと、長3度で1.25や完全5度で1.5に近い数字にはなるが完全には一致はしない。最後は2に非常に近い数字となる。

リコーダーでは前回でも紹介したように吹く息の強さによってある程度、音程を調整することができるので、相手の音を聞きながら息の強さを調整することによって奇麗な和音を響かせることができる。

また、リコーダーでは音差という言葉をよく耳にする。これは純正和音で、ミ、ソの音を響かせると弱い音ではあるが低いドの音が聞こえるとのこと。このドの音が聞こえない時はその和音が間違っているとのことである。極端な話、二人だけの合奏である程度低音部をカバーできるのである。

リコーダーのワークショップでこの音差の実験をされたが、音感の悪い私の耳では聞き取ることができなかった。もう少し、耳を肥やす必要があるのかもしれない。