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リコーダーフェスティバルの感想

リコーダーフェスティバルin杉劇2が3月8日(日)横浜の杉田劇場で開催され、横浜、東京の吉沢先生と関係の深いグループなど11リコーダー団体が集まり、日頃の成果を披露した。他の団体のリコーダー音楽を聴けて楽しい一日であった。

総合司会の吉沢実先生とフリーアナウンサーの吉岡聡さんがグループの生い立ちなどを紹介されていたが、市民教室など講習会の集まった人々が教室終了後にグループを結成し、そのまま活動を続けているケースが多い。構成メンバーは少しづつ変化しているが、グループとしては数十年続いているケースもあるようである。世話役と良い指導者がいるグループは続いていくのであろう。

参加者は女性と以外に高齢者が多い。杉劇リコーダーずのようにゴールドエイジと規定しているグループもあるが、全般的に構成メンバーには高齢者が目だった。リコーダーは軽く吹けば音が出る楽器であるので、力が衰えても演奏できることも影響しているのでないだろうか。

どのグループもハーモニーが美しかった。吉沢先生が指導されているグループは当然として、指導されていないグループも実力のあるグループがエントリーして来たのか、ハーモニーは素晴らしかった。ただ、聴き慣れない曲が殆どで、聞いていると眠くなる演奏も多かった。音の強弱を作り難い楽器なので、演奏が平板的になりやすく、聴衆に聞かせるとなるとなかなか難しい。バランスの取れたハーモニーは当然のこととして、特徴ある音色作り、音の強弱やリズムなどメリハリのある選曲や演奏など課題も多いような気がした。

(参加した団体)
1.イワマーニ
2.みなとみらいリコーダーコンソート
3.あいあい音楽部
4.コンソート・モノーレ
5.ヤマハリコーダーオーケストラー横浜
6.MYREB(文京区リコーダーアンサンブル)
7.アンサンブル・マルディ
8.アンサンブル・ピアチェ
9.渋谷リコーダーアンサンブル
10.フイリアン倶楽部
11.杉劇リコーダーず2008

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横須賀芸術劇場の見学

本格的なオペラハウス仕様との触れ込みの横須賀芸術劇場がオープンデーで、施設が無料開放されるとのことなので、見学に行った。抽選で選ばれた団体の演奏を聞き、また、一般には入ることのできない天井裏などを見学して、有意義な1日であった。

場所は京浜急行の汐入駅から徒歩で数分のところ小雨程度なら傘を広げずに行ける距離で、交通の便は非常に良い。ただ、汐入駅には特快が止まらないので、横浜方面から行くと金沢文庫で乗り換えなければならないのが難である。それでも、横浜からは東京に出るよりは便利なので、公演内容をマークすべき劇場である。

本格的なオペラハウス仕様ということで、観客席が非常にユニークである。客席が馬蹄形の形になっており、2階から1階へと少し傾斜を持たせた平土間席に周囲を4層のバルコニーが取り囲む形になっている。ヨーロッパの劇場写真でよく見る構造である。平土間席は比較的狭く、バルコニーで席を稼いでいる感じである。他の劇場が平面的な広がりも持つ持つのに対し、横須賀芸術劇場は高さに広がりを持つ感じである。この構造で、どこからでも舞台が近くなるということである。5階席で見学してみたが、確かに遠いという感覚はなかった。客席数は1806席、みなとみらいホールが2020席であり、あまり大きくはない劇場である。ただ、5階のサイド席でも聞いたが、普通に座っていたのでは舞台は見えず、身を乗り出す必要がある。但し、音楽はよく聞こえた。

天井裏などを見学できる特別ツアーがあったので参加した。内部用の狭いエレベータで8階まで上がった。観客席で言うと6階に相当する。ここから数箇所、客席の中央に行ける通路が作ってあった。この部分は全くの屋根裏というようなところである。ここに照明装置が設置してあり、舞台を照らすとのこと。下を見下ろすと出演者が真下にいた。次に一番後ろの照明室に行った。ここには2〜3台の大きな照明装置があり、劇の進行に合わせて役者にライトを当てるとのこと。照明装置の角度を少し動かすと、舞台では数メートルの距離になるため、操作は難しく、専門の技術者がいるとのことであった。

楽屋裏にも行ってみたが、出演者でないので、部屋の中までは見学できなかった。その他、本舞台と同じ大きさの脇舞台が左右にあり、3面の舞台がスライド式で変化できるようになっていたり、オーケストラビットもあるが、残念ながらそのようなところは見学できなかった。いろいろと他の劇場では見慣れない装置があるようなので、一度本格的なオペラ公演かバレー公演に行って見たいところである。

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日本演奏家コンクールを聴く

第10回演奏家コンクールの弦楽器部門の本選が横浜みなとみない小ホールであったので聴きに行った。

演奏家コンクールは先の日本アンサンブルコンクールと異なり、ヴァイオリンなど独奏者の演奏が審査の対象となる。今日は弦楽器部門の本選で小学校上級、高校生、大学生の25人が出場した。楽器はヴァイオリンが大半で、ヴィオラが2人だけであった。チェロなどこれ以外の弦楽器の出場者は別に日に審査が行なわれる。

演奏時間は10分程度であり、長いと途中でベルが鳴り強制的に演奏がストップさせられるのは日本アンサンブルコンクールと同じである。課題曲はないようであり、いろいろな曲がプログラムに載っていた。しかし、コンクールに適したヴァイオリン曲が少ないのか、協奏曲など似通った曲が多い。同じ曲も多少あるが聴いていて飽きることはなかった。知っている協奏曲も多いが、ピアノが伴奏するので、多少雰囲気が異なる。

プログラムを見ると、小学生の演奏曲もラロのスペイン交響曲やメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲など大学生の演奏曲と見た目には違いがない曲が並んでいる。チャイコフスキーコンクールなどでもヴァイオリン部門は若い人が優勝することがあり、ヴァイオリンは演奏技術をマスターするのが早く、後は表現力の問題となるようである。その点、ピアノなどは時間がかかるようである。

高校生と大学生の一部の演奏を聴いたが、素人には演奏の上手い下手はなかなか分らない。ただ、演奏が汚いというか耳障りな音が入るなど気になった出場者もいた。この点については使用したヴァイオリンに影響されるのかもしれない。また、演奏曲目によるが、力強い演奏と感じるものや、美しい音色を感じる演奏などさまざまである。しかし、どの演奏が優れていたかといわれると難しい。また、演奏者の外見も少なからず影響をうけるような気がした。

観客は日本アンサンブルコンクールと同じ様に30名程度である。私と同じ様に暇を持て余した高齢者が多い。ピアノ伴奏の協奏曲など多少は不満もあるが、多くの出場者が個性のある衣装で真剣に演奏する姿は普通の演奏会とは少し違った人間味も感じられ、コンクールならではの面白さもある。

(追伸)

後日、大学生のピアノ部門の本選会にも行った。本選に残っていたのは20名強。演奏時間はやはり10分程度であるが、課題曲というか、2曲演奏することになっており、最初の曲は必ずバッハの作品で、平均律を演奏する人が多かった。技巧的には難しくないと思うが、バッハの曲は表現力が求められるのであろうか。二曲目は一転テクニックを要すような曲の演奏が多かった。