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クラリネット発表会(第4回目)の参加記録

4月7日(日)ミューザ川崎の市民交流室で松崎クラリネット教室と杉原バイオリン教室の合同発表会が開催された。私は演奏が止まるほどの重大なミスはなかったが、音を間違えるなどミスが多く、やはり本番は難しいと感じる演奏会となった。以下に感想も交え発表会の概要を記載する。

演奏会までの経緯

発表方法の決定

過去の3回の発表会はすべて孫のピアノ伴奏で演奏したが、今年は孫のスケジュールがはっきりするまで、孫の伴奏による演奏と先生との二重奏の両方で対応できるように考えた。

先生との二重奏ではいろいろと選曲するのが面倒だったので、以前から少しづつ練習していたモーツアルトのゲーゲル・デュエットK487(12曲)の中から選ぶと決めていた。

孫のスケジュールが比較的読めるようになった12月末に娘に打診してみたが、演奏会の頃は孫の中学入学とカナコンの時期とも重なり、何があるか分からないから駄目と断られた。下の孫との共演も考えたが、飽きぽい下の孫は演奏会の当日長時間面倒を見るのが大変なので無理と考えた。そのような訳で今年は先生に二重奏をお願いした。

発表曲の選曲

ゲーゲル・デュエットK487の12曲から選ぶと決めたが、どの曲にするかは、私の方で演奏可能と思われる候補曲を6曲ほどに絞り、レッスンの時それぞれの曲を演奏して先生の意見も聞きながら4番ポロネーズ、8番アレグロ、9番メヌエットに決定した。演奏順はゆったりしたメヌエットが真ん中がよいとの先生の意見で4番、9番 、8番とした。最も、私の実力では本来のテンポで演奏できないので、あまり関係ないかもしれない。

マウスピースとリードの決定

今回もリードはコンデションにあまり気を付ける必要の少ない樹脂製リード を使用することにした。樹脂製リード は2.75の硬さの普通のレジェールと2.5の硬さのヨーロピアンタイプの レジェールの2種類持っている。マウスピースは抵抗感のことなる3種類(バンドレンM15、5RV、B45)を持っており、どの組み合わせがよいか相性を見ながら練習した。

あまり鳴りやすいマウスピース(M15)と硬さ2.5のリードの組み合わせを選ぶと、吹きやすいのであるが音が暴れだすし、鳴りにくい組み合わせ(B45と2.75)を選ぶと吹き難い。最終的には一番演奏が安定すると思われる2.5の硬さのリードと、少し抵抗感のあるB45 のマウスピースの組み合わせで演奏することにした。

発表会の様子と感想

ミューザ川崎の市民交流室について

ミューザ川崎に隣接する小さな音楽ホールである。舞台はないが適度な残響があり演奏していて非常に気持ちがよいホールである。プロも演奏会場によく使用している。座席を自由に設置できるので、我々の発表会では座席数を写真より少なくして、クラリネットの演奏できるスペースを作った。


ミューザ川崎の市民交流室

発表会全体について

今回、クラリネット発表会は若い女性が多く参加され、14名となった。 バイオリンはピアノ伴奏や先生を除き8名であった。完全にクラリネットがメインとなった印象である。全般に上手な人が多く、以前の子供と年配者が中心の初級者用の発表会とは様変わりで、聴き応えのある発表会となった。

演奏形式も生徒達だけの二重奏、四重奏、先生と生徒の二重奏、それにピアノ伴奏付きの演奏、バイオリンもピアノ伴奏の演奏に無伴奏やチョロ、弦楽四重奏など変化に富んでいた。

松崎先生も6名と共演。ピアノ伴奏の倉地先生も5名と共演された。特に倉地先生はクラリネットの伴奏など演奏経験のない曲だろうと想像するが、その長い曲を楽譜を見ながら、次から次へと伴奏されるので、感心した。プロともなれば、初見に近い曲でも楽譜を見ながら演奏できるようである。上手い人も響きのよいホールでプロの伴奏で演奏できるので、積極的に参加されたのかもしれない。

当日は9時からリハーサルが始まったが、他の人がどのように演奏されるのか聴くため最初から参加した。初心者から上級者までいろいろなレベルの演奏を聴けて非常に参考になった。初級者の演奏はリードミスが時折聞かれるが、上級者になるとなくなるから不思議である。但し、本番演奏の時はリードミスを聞かなかったので感心した。

今回は実力者が多く参加されたので、演奏時間が長い曲が多かった。このため1時半に開演しても、終演は4時半となった。最後に写真撮影も予定されていたようであるが、取りやめて、大急ぎ片づけた。

演奏した感想

以前の孫との共演ではピアノ伴奏に合わせることに気を使ったが、先生との二重奏では自由に演奏すれば先生が合わせて下さるので非常に楽である。次のようなところは自由に演奏して下さいとのことである。1)曲の最後は自由にritする。2)大きなフレーズの切れ目は十分に息継ぎして少し間をとってもよい。3)フレーズのつなぎで、単独で演奏しているところは.少し遅れても良いので余裕を持って吹くことなどである。

本番演奏はなかなか難しく練習通りの演奏ができないものである。4番ポロネーズ出だしでいきなりリズムに乗り切れなくてミスした。直ぐ演奏を中止して最初からやり直した。

練習でもよくあったが、演奏最初の音が出難いことがよく合った。レッスンの時にそのことを先生に話すと、それは出だしで力んで、リードを強く噛み、リードがマウスピースに引っ付いた状態となっているためで、楽にすれば音が出るとのことで、リラックスすることを心がけたが、本番ではやはり難しい。

再度演奏し直してからの演奏も不安定である。特に16分音符で音階を下降する部分でどうも音を間違えたようで思い通りの音が鳴らなかった。同じ音型が4回出てくるが、毎回同じようなミスをしたような気がする。脳の命令と指の動きが上手く連動しなくなったのかもしれない。

テンポが速かったのかもしれない。YouTubeの演奏を参考にすると、自分の実力以上のテンポで演奏しているので、頭にそのテンポが焼き、実力以上のテンポで演奏しようとしてミスするのかもしれない。

後の2曲は大きなミスはなかった、思い通りの演奏はできなかった。

発表曲のゲーゲル・デュエットK487 について

モーツアルトがボーリングに似たゲームのゲーゲルシュピールをしながら作曲したと言われていることから「ゲーゲル・デュオ」とも呼ばれている。

何の楽器のために書かれたか定かでない。研究者は記譜の内容やいろいろな観点からバセットホルンとも、ホルン、 ヴァイオリン用ともいろいろな説がある。バセットホルンはクラリネットの原型とされる楽器であり、クラリネットとの縁の深い作品である。

全体で12曲から構成されているが、どれもあまり難しい曲でなく、生徒と先生が二重奏するには最適な曲となっている。このため、いろいろな楽器用の楽譜が出されている。
youtubeでもいろいろな形態の動画がアップされている。

このような動画の中から今回演奏した。4番ポロネーズ、9番メヌエット 、8番アレグロを探し出した。 

4番ポロネーズ。クラリネットのプロと思われる人の演奏。

9番メヌエット。ホルンによる演奏。CDで販売されていうのであるか。

8番アレグロ。素人の双子姉妹と思われる演奏。この姉妹は他の曲もアップしている。

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クラリネット発表会(第3回目)の記録

クラリネットの練習を初めてから3回目の発表会があった。今年は1年生になった下の孫も加えて賑やかに演奏した。クラリネットについて、他に書くこともないので、今回も発表会に至る経緯や感想を記載する。

演奏会までの経緯

発表方法について

今まで2回の発表会は上の孫のピアノ伴奏だけで、演奏していたが、下の孫も1年生になり上の孫と連弾できるようになったので、今年は下の孫も入れて3人で賑やかに合奏しようと思った。
先生に相談したところ快諾して下さった。また、娘に相談したところ、昨年まではまだ無理と言っていたが、今年は曲次第だが一応賛成してくれた。条件としては、この演奏会はプラスαの練習になるので、あまり負担にならない曲との条件であった。

発表曲の選曲

ピアノの連弾とクラリネットとの合奏となると曲を見つけるのが大変である。当然のことであるが、市販されている曲やネットに投稿されている曲にもこのような特殊な曲を見つけるのは先ず無理である。何らかの方法で編曲が必要である。
そこで、いろいろ考えたが、ピアノ連弾曲をベースに、連弾のメロディー部分など和音的に不自然にならないようにクラリネットのパートを作りだすのが一番無難と考えた。そこで連弾曲を中心に演奏曲を探し始めた。
先ずは、私と下の孫が弾ける難易度の曲であること。演奏していて面白い曲などが条件となるが、なかなか見つけるのは大変である。
丁度、娘が遊びに来た時、家内も入れて相談したが、クラリネットの練習で先生がおぼろ月夜がよかった言って下さったと報告したら、家内が手持ちの連弾曲の中から「おぼろ月夜」(yamahaの「みんなのピアノれんだん4こどものうた3」)の曲を探し出してくれた。難易度も長さも適当であったようで、この曲に娘も納得して、直ぐに発表曲とすることに決定した。
次に、クラリネットが吹くパートの作成である。メロディーパートが2度出てくるので、それをクラリネットで無理なく吹ける音域に移調して無条件でこの部分は演奏することにした。最初の前奏部分もクラリネットも吹くことを考えたが家内が前奏は孫達の連弾だけが良いと忠告してくれたので、そのようにした。ただ、クラリネットがメロディ部分を2回吹くだけでは多少物足りないので、エンディング部分は先生にも手伝ってもらいピアノパートから適当なフレーズを探し出し、クラリネットの演奏部分とした。
パソコンに楽譜を打ち込みパソコンに演奏させてみたが、違和感がなかったので、その楽譜を演奏内容に決定した。
問題はピアノの連弾曲のメロディ部分をそのまま吹いているとそれ程難しくはないのであるが、クラリネットは移調楽器、ピアノと合奏するためにはクラリネットの楽譜を移調しなければならない。移調すると♯が2つ追加され、どうしても難しい楽譜になってしまう。

下の孫が練習で苦戦

上の孫は直ぐ譜読みが終わり直ぐ演奏できるようになったが、一年生の孫は苦戦したようである。まだ、楽譜が読めないので、娘が手とり足取り教えていたが、なかなか覚えないので、大分苛ついたようである。それでも右手、左手と個別にマスターさせようやく自分のパートが弾けるようになった。最後は連弾の合わせてある。下の孫が担当する第一パートは少し遅れて演奏しだすが、最初の頃は下の孫は入れないとこぼしていたが、これも娘が教えたのであろう。直ぐマスターしたようである。
子供はゆっくりしたテンポで弾くのが意外に大変らしく私の希望したテンポより大分早くなったようである。娘から少しテンポを早くしてよいかと連絡してきたが、あまり早くなるとクラリネットの演奏がこまるので、ほどほどにしてもらった。

孫の連弾には合わせ難い

クラリネットの合奏練習は孫達が演奏した内容を録音して、その録音を聞きながら行った。
クラリネットだけで自分のペースで吹いているときはミスも少ないが、ピアノの演奏を聴いて合わせるとなると、途中でミスすることが多くなる。それでもベテランが伴奏してくれると、ピアノがクラリネットの演奏に合わせて調整してくれるので、問題は少ないが孫達の連弾に合わせるとなると、クラリネットの方でピアノに合わせる必要がでてくるので、微妙な差ではあるが、合わせ難くなる。

樹脂製リードを使用

何時もリードの選定や生成に苦労するので、一度、樹脂製リード(Legere レジェール)を購入してみた。樹脂製リードは工業製品であり、品質的に安定していると思われる。ただし、樹脂製リードはケンのリードの一箱分の値段であり決して安いものではない。それでも1/4の単位で販売されており、自分の番手にあったリードを探しやすいし、ケンのリードより長持ちすると言われているので、総合するとあまり高価なものではないと思う。
最初は2・3/4の硬さの普通のLegere レジェールを買ったが、少し固いような気がしたので、次は2・1/2の硬さのヨーロピアンタイプのLegere レジェールを買った。1/4の違いであるが2・1/2の方が演奏していて断然楽である。ヨーロピアンタイプの方は改良された製品なのかもしれない。但し、音色は2・3/4の方が落ち着いた感じがする。
樹脂製リードは調整する必要はなく、買って直ぐ使用できるのがよい。音色は特に感動するものでななかったが、普通に無難に鳴る感じである。レッスンの時、先生に聴いてもらったが、良い音色だと言われた。
樹脂製リードといえども吹き方によってはリードが暴れだす。また、水分を吸収しないので、ケンのリードより早く水滴により音色が変わりだすようである。
まあ、特に素晴らしいものでもないが、常に80点ぐらいある安定したリードだと思う。
樹脂製リードは調整する必要がないので、発表会もこれで参加することにした。どちらを使うか迷ったが、演奏しやすい方が良いと思い、ヨーロピアンタイプの方を使用した。

発表会の様子

今回の発表会はミューザ川崎の市民交流室でピアノ、弦楽器、クラリネットの三つの合同発表会との形式で行われた。場所がよくなったので、参加者は昨年より多くなった。
クラリネットの参加者も今年は8名と多かった。そのうち、5名が60歳以上の男性である。仕事が一段落した男性の趣味として、クラリネットを初めている人が多いのであろう。
クラリネットの参加者の多くは事前に新年会を行い顔見知りとなっていたので、気楽に参加することができた。
演奏形式は先生との二重奏、ピアノの伴奏付きの演奏、クラリネットだけの独奏、クラリネット、フルート、ピアノの三重奏、それと私の孫達のピアノ連弾と合奏とバライティーの富んだものだった。
昨年の発表会は自分の演奏の前後は控室に待機していたので、他の人の演奏が十分に聴けなくて残念であったが、今回の発表では他の人の演奏を聴こうと決めていたので、事前練習の時から会場に入り、他の人の練習演奏をじっくり聴いた。また、演奏会の時も次の人が待機する場所が会場の端の方であったので、本番演奏も聴くことが出来た。
どの人もクラリネットの良い音色を出していた。市民交流室の音響が良いこともあり、よく聴こえるのであろうか。
本番の発表の時は多少上がっていたせいもあるが、孫達の演奏のテンポも練習していたときよりも早く、早々とミスが出てしまった。孫達の連弾はクラリネットの演奏にはお構いなく、先に進むので、心の余裕をなくし、連鎖的にミスしてしまった。孫達が同じメロディーを演奏しているので、致命的な演奏ミスにはならなかったが、家内からは息継ぎが多い、もっと朗々と演奏しろとの忠告された。間違ったところで演奏が止まるのでそのように聴こえたのであろう。
今年はバイオリンの参加者もベテランの人が多く、多彩であった。ベテランの人は難しい曲を弾く人が多かったが、ただ、ピアノ伴奏と音程が合っていないことがあり、家内は非常に気になったと言っていた。クラリネットは指定されたキーを押せば、それに近い音程が出るが、バイオリンの場合はそうはいかないので、難しいのであろう。

体調が優れなかったので、このブログも長く更新しなかったが、最近、体調が戻ってきたので、また、少しつづ更新する。

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2回目のクラリネット発表会の顛末

昨年のクラリネット演奏会で最初で最後の発表会になるのでないかと思っていたが、今年もう一度発表することになった。クラリネットについて、他に書くこともないので、今回も発表会に至る経緯や感想を記載する。

発表会について

ピアノ、弦楽器、クラリネットの三つの合同発表会が開催されたので今年も参加した。幼児から70才を超えた高齢者まで、非常に幅広い年齢層の方が参加されていた。演奏技術もまちまちで、全く初心者から難曲を演奏する人まで様々である。まあ、小学校低学年生と70才以上の高齢者が初心者で中高年者がベテラン、小学校高学年生がその中間というところか。
前回はクラリネットの参加者が私一人で少し寂しかったが、今回は4名も参加されたので、うれしかった。どの様な方が同じ先生に習っておられるのか、またどの程度のレベルの人が習っておられるのか興味があったが、今回の発表会で少し分かりよかった。発表演奏も十分に聴きたかったが、各楽器毎に順番に演奏するので、クラリネットの他の人の演奏前後では控室に待機しており、残念ながらクラリネットの生の発表演奏は殆ど聴くことが出来なかった。それでもリハーサルの時に少しだけ聴くことができた。

クラリネットの素晴らしいアンサンブル

クラリネットでは二人ベテランの方が練習されていたが、二人とも音色が美しいのには感心した。自分が演奏しても、綺麗な音色が出ないので、不思議である。この辺りが経験の差かと実感した。
また、二人の方が先生と二重奏されたが、いずれも素晴らしいハーモニーを響かせておられたので感心した。多重録音を使用して自分で合奏しても、あまり綺麗なハーモニーが作り出せなくて、クラリネットは合奏には向かない楽器でないかと思っていたが、この演奏を聴いてクラリネットでも美しいハーモニーが作り出せることが分かった。多分、先生が綺麗な音色とハモルように音程を微調整されているのでないかと思うが、とにかく、作り出せることが分かったのは収穫である。自分でも易しい曲でチャレンジしてみるが、但し、綺麗な音色を出すことと、音程を即座に調整することは大変難しく、今後の最大の課題である。

私の演奏会までの経緯

発表曲の選曲

今年も孫がピアノ伴奏してくれるか娘に確認したところ、孫はコンクールにチャレンジするので、負担にならないように伴奏が簡単なものならOKとのことであった。
選曲で第一の条件は少し練習すれば私自身が何とか演奏できること。2、3ヶ月練習してもこのこの年になると殆ど上達は見込めないので、現在でも殆ど吹ける曲から選曲することになる。
ネットでピアノ伴奏付きの曲で適当なものがないか探し初めた。候補曲としてたどり着いたのが、以前クラリネットのレッスンでも取り上げたことのあるヘンデルの「涙の流れるままに」(別名「私を泣かせてください」)である。それと、先生に適当な曲がないかお願いして選び出した「ロマンス」「歌の翼に」「愛の喜び」である。
先ずは自分で演奏出来るか確認する。2週間ほど練習して何とか吹けるようになってきたので、家内にピアノ伴奏を頼んでピアノ伴奏と合わせてみた。
吹けるようになったと言っても自分のイメージで一人で吹いた時だけでのことであり、リズム感が悪い私と合わせると、テンポが乱れ、家内が合わせるのに四苦八苦していた。それでも何とか吹ける目処がたったので4曲を候補曲とした。家内からの忠告は今後の練習ではメトロノームを使い、リズムを正確にせよとのこと。それでないと伴奏に慣れていない孫とは合わせるのは無理と言われた。
この楽譜を持って孫の家に行き、相談する。
ヘンデルはYouTubeで原曲を聴かせたところ孫も気に入ったようで、また楽譜も易しそうに見えたので、演奏曲に決定した。あとの1曲は孫も迷っていたが、娘が来て、「愛の喜び」は伴奏が難しいので即座にダメ。「歌の翼も」は変イ長調の曲で娘が演奏して確かめていたが、伴奏の分散和音は黒鍵を弾くことが多く、子供の手では黒鍵に当たり痛くなるのでないかと意見で却下。結局、消去法で演奏曲は「ロマンス」に決定した。

子供は初見が効かない

なお、孫は「涙の流れるままに」の曲に興味を持ったのか、楽譜を見て、練習を始めた。かなり難易度の高い曲も弾きこなせるようになっている孫でも、初見は効かないのか、和音を一つすづ確認したがら弾きだした。家内が殆ど初見で演奏したので、ゆっくりしたヘンデルの曲であれば孫も大した負担にはならないだろうと思っていたが、この考えは間違いであった。譜読みにはそれなりの時間が必要のようだ。
家内の意見ではいろいろな曲を演奏して経験を積まなければ、初見ではなかなか弾けないとのこと、簡単な曲を選んでも、それなりに大変なことが分かった。

パソコンを利用した練習

最初はメトロノームで練習していたが、直ぐに、パソコンの自動演奏で練習することに切り替えた。この作業で一番大変なのは楽譜作成ソフトSibelius Firstを利用したピアノ楽譜の打ち込みである。ピアノ楽譜は複雑で大変だ。単純な和音だけの楽譜であれば簡単であるが、一つの音だけ長い場合は更に声部に分割しなければ正確には表現できないので面倒である。最初は丹念にやっていたが、途中から面倒く臭くなり、どうせピアノの音は減衰していくのであるから、短い音符で十分と誤魔化した。
また、最初はピアノ伴奏だけでなく、クラリネットパートも入力して、クラリネットも自動演奏させた。Sibelius Firstでもピアノの音は本物に近い音がでるが、クラリネットの音は本物と程遠い音である。クラリネットも本物に近い音を出す音源も持っているが、作業が余分にかかるので、今回は我慢した。
自動演奏させたファイルをUSBに書き出し、そのUSBをオーディオ機器に接続して、本物のピアノ伴奏に近い雰囲気で練習しだした。また、しばらくして、ピアノ伴奏にも慣れてきたので、途中からテンポを少し早くしてクラリネットを除いた演奏に切り替えた。
なお、ロマンスはオーディオ機器の操作時間が必要なため、前奏を付けた。本番も前奏付きで演奏した。
また、ヘンデルはダル・セーニョで最初のテーマに戻るとき最初と同じように低い音域で演奏していては芸がないと思い、1オクターブ上げて演奏することにした。その楽譜もSibelius Firstで作成した。

替え指で試行錯誤

演奏上、難しい個所や慣れない指使いの個所が幾つかあった。
ロマンスでは「ソ、ラ」から「シ、レ、シ」に移るとき、「シ、レ、シ」の音が出ないことがしばしば起こった。
そのフレーズは最初と後半とに2回出て来るのであるが、ミスするのは殆どが最初の時である。後半になると慣れてくるのか、ミスの回数は少なくなるので不思議である。
このミスはラからシに移るとき抑え方と息の強さが完璧でないため起こるのであると思うが、マスターする時間がないと思い、先ずは「ソ、ラ」のフレーズの時から右指は事前に準備して抑えておいて、あとは左指だけを持ち替えればよいことにした。多少は改善するだろうと思っていたが、効果が少なかったように思う。次に、更にラの時の左親指の抑える位置をシに移行しやすい形になるように努力した。少しは改善したように思うが、劇的な効果はなかった。
ヘンデルもいいくつか吹き難い個所があったが、先生のアドバイスで別の指使いに切り替え、その指使いで慣れるように反復練習したところ、あまりミスをしなくなった。年寄りでも練習回数を増やせば、出来るようになるとのことか。

孫との合奏練習(人によってリズム感は異なる)

孫も忙しく、ようやく、発表会の1ヶ月少し前から譜読みに入ったとの報告を受けた。そして、何とか弾けるようになってきたとのことなので、発表会の2週間前に遊びに我が家の来させ、その時、合わせることにした。
我が家に来ると孫はゲームで遊ぶことに夢中で、なかなか合わせようとしないので困る。家内からも「ジージーのために合わせてあげて」と言ってもらい、ようやく3回に分けて1時間程度練習した。
パソコンの演奏と、孫の演奏とでは微妙に違うので戸惑うことがある、孫には孫のリズム感があるようである。
このようにして次第にピアノ伴奏と合わせられるようになったが、それでもピアノが休符の時とか長い音符の時はどうしてもタイミングが少し狂い出し、ひどいときは1音ずれることがあった。このように感覚の問題は練習してもなかなか治らないものである。
最後は孫にその部分は注意してもらい合わせるようにした。

リードの選別は難しい

発表会となると同じ曲ばかり練習するので、今回もゲーム感覚でリードを一から選別し直した。
先ずは一通り吹いてみて、明らかに吹き難いリードや演奏中にリードミスを犯したリードは除外、また、くたびれているいるようなリードも除外した。リードの勝ち抜き戦である。
次に、4枚のリード毎にグループを作り、その中で一番悪いと思ったリードを除外して良いリードを残すようにした。
最後は各リードでの演奏を録音して、音色の優劣で判断しようとしたが、これがなかなか難しい。どれが良い音なのか判別し難いのである。まあ、そこは適当で一番悪いと思ったリードを除外していった。このようにして、残ったリードをリードケースに収め、候補リードとした。
本番当日、その中から適当なリードを選び、リハーサルを行ったが、1曲目のロマンスで音が出ないところが多くて困ってしまった。2曲目のヘンデルは問題なく吹けた。少し、上がり気味のせいもあるが、先生からはリードを十分に湿らしていないのでが原因でないかと言われた。
本番はリードを換えて、演奏直前まで口に加えて湿らしていたが、リハーサルよりはましであったが、やはりミスした。原因は演奏技術が6割、リードが4割程度原因になっているのかもしれない。

練習で上手く行かなった曲は本番も失敗する(演奏会の内容)

リハーサルの時からどうも最初に演奏するロマンスのそれも前半部分でミスした。原因は不明であるが、後半部分になると演奏できたことを考えると、実力がなかったことも確かであるが、それに加え多分にリードが鳴り難くかったことも原因であるのように思う。ヘ ンデルは鳴り易い音域ということもあるが、ミスなく演奏できた。
孫が伴奏で表情豊かに弾いたので2,3の人から上手いねと褒められていた。クラリネットについては誰も褒めてくれなかったが、当然と言えば当然のことである。私の下手な演奏を孫の演奏でカバーしようとした作戦はまあ、成功したことになる。
ミスしたことは多少悔いが残るが、個人の演奏は自分だけの影響で済むので、気分的には楽である。全般的には楽しい演奏会であった。

発表曲について

コジェルフのロマンス(アンダンテ)

この曲については予備知識がなかったが、演奏する曲を95才の家内の母に聴かせたところ、二つとも口ずさんでいたので、ある程度は知られた曲なのであろう。

ヘンデルの「私を泣かせてください」

この曲はよく知られた名曲である。YouTubeでも多くの演奏が登録されている。
先ずはソプラノのアリアで、このようなゆっくりしたテンポでは演奏できない。

有名な曲なので、クラリネットが参加した演奏も数個あった。その中の一つを紹介。私の演奏では低い音域のアレンジで吹き易かったが、ゆっくりしたテンポではどこか間の抜けた演奏になる。どのようにすれば少しは聴けるようになるのか苦労した。このようにゆったりした曲は表現が難しい。

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初のクラリネット発表会の顛末

70才でクラリネットを始めて2年、人生最初で最後になると思われる発表会にチャレンジした。発表会に出ることによって普段の練習では得られない経験をいろいろしたので、紹介する。

参加する気になった動機

先生から発表会に出ませんかとのお誘いを受けた。まだ、一人で演奏する技量レベルでないが、ピアノの伴奏付きなら私の汚いクラリネットの音色やリズム感の悪いことがピアノの伴奏によって打ち消され、あまり目立たなくなるのでないかと思った。

幸い家族にはピアノが弾けるものが、家内、娘それと孫の三人いる。家内に打診してみたが、素っ気なく断られた。次に娘に相談してみると孫がその時期はコンクール等のスケジュールが全くないので、孫にやらせるとのことで快諾してくれた。これで、もし孫がだめでも娘が出てくれるだろうと思い、折角の機会だったので先生に参加することを表明した。年の離れた孫との競演なら絵になり、下手なクラリネットの演奏もあまり目立たなくなることを期待した。

候補曲の選曲

発表会では緊張して思うように演奏できないことが想定される。楽に演奏できる選曲が必要である。しかし、初心者でも演奏できる易しい楽譜を見つけるのが大変である。
先ずは本屋や楽器店で適当な楽譜がないか探した。ピアノ伴奏付きの楽譜はそれほど種類が多くない。本があっても私でも吹ける易しい楽譜がなかなか見つからない。楽譜探しは大変である。その中でピアノ伴奏付きのジブリの曲集の本を見つけた。曲集の中でなんとか吹ける曲が2~3曲あったので、ジブリの曲なら孫も喜ぶと思い先ずはこれを候補曲とした。

次にネットで無料の適当な楽譜がないか探す。無料のクラリネットの楽譜については私のブログのネットにある無料のクラリネットの楽譜でまとめている。その中の Free-Scores.comが目的にあった楽譜を探しやすかった。クラリネットとピアノの楽譜の中からバロックの分類でテンポが遅く演奏できそうな曲があったので、4曲を候補曲として選んだ。
これらの候補曲を持って娘のところに行き相談する。孫の意見を聞くと即座にアニメソングは嫌だと却下された。ネットから探した1曲も地味との意見で敬遠された。あとに残ったのはバッハの3曲。この中で娘は少しでも孫のピアノの練習になると思ったのか、一番ピアノ伴奏が難しいと思われる「羊は安らかに草を食み」を演奏してみて、気に入ったようである。孫は少し難色を示していたが、難しい箇所は適当に音をカットすればよいとして娘が押し切ってしまった。「羊」は私のお気に入りの曲でもあり、クラリネットの演奏も楽なことから不満はない。羊を最優先の候補曲と決めた。まあ少しでも孫のピアノの練習になればとの思いもあった。もし、孫の練習状況をみて難しそうなら他の曲に変える予定である。
2曲演奏すると決めていたので、あと1曲の選定が難しい。バッハの他の2曲はゆっくりした曲であるが、長く伸ばすところが正確な拍が数えられないので以外に難しい。少し練習したが、練習を聴いていた家内が伸ばすところが短すぎるとよく注意していた。結局、本番で演奏するのは無理と判断して、他の曲を探すことにした。
私は退職してからリコーダーを始めており、リコーダーの楽譜は多く持っている。これらの楽譜の中には易しい曲が多く載っている。この中で、ピアノ伴奏付きのアルトリコーダー二重奏の楽譜が中からハイドン作曲の「聖アントニウスのコラール」を選曲した。この曲は名曲であるとともにクラリネットの練習で先生と二重奏してもらった時、楽に吹けたので候補としたものである。
このようにして、最終的にはハイドンの「聖アントニウスのコラール」とバッハの「羊は安らかに草を食み」(最初のアリアの部分まで)を演奏曲とした。この曲の内容については最後に紹介する。

コラールの落とし穴

ただし、易しいと思っていたコラールには落とし穴があった。
アルトリコーダ用に編曲された二重奏の楽譜はクラリネットだけで演奏している範囲では問題ないが、ピアノの伴奏と合わせるとなるとクラリネットは移調楽器であり、どちらかのパートを移調する必要が出てきた。ピアノパートを移調するのは楽譜を作成するのも大変だし、孫に作成した楽譜を演奏させるのも申し訳ないと思い、クラリネットのメロディーパートを移調することにした。
移調作業は簡単である。楽譜作成ソフト「SibeliusFirst」を持っているので、リコーダー用のパートを「First」に打ち込み、楽器をクラリネット♭Bに変えて移調のボタンを押せば、自動的に移調された楽譜が作成される。
元の楽譜はハ長調で書かれているので、易しいが、移調された楽譜は♯が二つ付いたニ長調の楽譜なった。さっそく移調した楽譜で家内のピアノ伴奏と合わせてみたが、上手くピアノ伴奏と調和したので楽譜そのものは問題なさそうである。

しかし、これで演奏してみると「ラ、シ、ラ、ラ」と「シ、♯ド、シ、シ」と難しい指使いの部分が出てきた。ラ→シの部分はシがどうしても鳴り難いのである。指の動きを少なくするため、ラを吹くときに予め右手もセットしておき、動かす指をできるだけ少なくしたが、それでも、曲全体を演奏して、その箇所にくると鳴らないのである。その箇所だけ部分練習すると鳴るので不思議である。その後、練習を重ねるにつけ鳴る確率は高くなったが、本番では少し緊張したのであろうか、結局鳴らなかった。残念。

シ→♯ドの部分はシを左で押さえると♯ドは右手で押さえることになる。今までの練習では♯ドも殆ど左で押さえていたので、新たな指使いを練習する必要が出てきた。これも予め意識して吹くと問題ないが、曲を演奏中に楽譜を見て、押さえる指が左右どちらかであるか少しでも迷うとパニックになり、演奏が乱れる。しかし、この部分は本番では特に注意したので、迷わず正しく演奏できた。

マウスピースとリードの選定

私はM15、5RV、B45の三つのマウスピースを持っているが、この中から音色などより吹くのが一番楽なM15がよいだろうと思い、これを基準にしてリードを選別した。
先ずは手持ちのすべてリードについてマウスピースM15を付けて吹奏感を確かめた。鳴り難くいリードはカット。また、柔ら過ぎるリードも音が裏返ったり、リードミスの原因になるだろうと思い敬遠した。
次に残ったリードについて、何回もコラールと羊を演奏して吹奏感を確かめた。演奏中にリードミスが出たリードや裏返りやすいリードは内容を判断しながら候補から外した。
最後は演奏会当日の使用環境を想定して、朝に水に付け一旦ケースに収め、午後の発表時間前後に合わせて練習を行い鳴り具合を確かめた。
最終的には良さそうなリードを4~5枚選別した。

当日の同じ状況での練習

本番はピアノの側に立って演奏することになるが、椅子に座って吹くのと、立って吹くのでは、吹奏感が異なるとの先生のアドバイスに基づき、ある時期から立って練習するようにした。練習では大きな違いはないように思うが、立って吹くと若干あがりやすいような気がした。
孫のピアノと合わせる練習は孫が離れて暮らしていることと、孫が発表曲を弾きこさせるようになるまで時間がかかることから、最初は、クラリネットで無理なく吹けるテンポを設定して、孫にそのテンポで練習するように連絡した。実際に孫と合わせられるようになったのは発表会の3週間前の時期である。

コラールはクラリネットのメロディとピアノ伴奏のリズムが同じでるので、合わせ易い。発表会直前でも問題ないと思われる。

しかし、羊はバッハの特徴であるクラリネットとピアノがそれぞれ独自のメロディを演奏をするような感じなので、合わせるのが難しい。ピアノ伴奏だけを聴いても、どの部分を演奏しているのか分らない。演奏している途中で拍が狂えばがリカバーするのが大変であると思われる。このため、ピアノの楽譜をFirstに打ちこみパソコンで演奏させ、これをCDに焼付けピアノとクラリネットの重なり具合を覚えた。
少し慣れた頃、家内にピアノで伴奏してもらい合わせてみた。クラリネットにミスが出ないと問題なく合わせられるが、途中、何かの拍子で少しでもつまずくと、ピアノ伴奏がどこを弾いているのか分らなくなり、慌ててしまい演奏はめちゃめちゃになる。このため、音は出なくてもリズムだけは外さないように、途中で止まることなく演奏し続けるに練習した。孫とも、クラリネットとピアノが相手の演奏しているところを探り出すと音楽が止まってしまうので、相手が間違ってもそのまま演奏を続け、間違った方が修正して合わせるとのルールにした。ベテランの伴奏者になれば、ピアノがクラリネットの演奏に合わせてくれるのでないかと思うが、この当たりがまだ経験を積んでいない孫との合奏の難しさである。

演奏会当日

発表時間の30分前に行って本番と同じ状態でリハーサルを行う。譜面台の置く場所と高さ。会場の音響効果などを確認する。会場が狭いこともあり、先生からは音量が大きいので、あまり頑張って吹く必要はないとのアドバイスを頂く。クラリネットは思っていたより大きな音がでるようである。
控え室で他のリードの鳴り具合を確認したかったが、防音が考慮されていない部屋なので、吹くと音が反響し過ぎて鳴り具合を確認するどころの話でなく諦めた。結局、先生の提案でリハーサルで吹いたリードを使うことにした。
発表時間の10分前頃に控え室に入り用意する。先ずは使用するリードを先生の指示で5分ほど水につける。それから演奏時間の5分ほど前に舞台のエプロンで待機する。リードは予めクラリネットにセットすることもできるが、敢えて口に咥えたままにした。
いよいよ演奏時間になり舞台に出る。会場は暗いので殆ど見えない。挨拶したあと、ピアノに向かいリードをセットする。この行為も先生から演奏のマナとして許されると聞いていたので、演奏前に少し舞台で時間をつぶすと落ち着くだろうとの判断から行ったことである。
また、演奏前にどの程度の強さで吹けば音が出るかを感覚的に知っておきたかったので、出だし付近の音を出してみる。譜面台がライトに照らされ明るく、反対に観客席は暗いので、全く見えない。そのためか特にあがるような意識はなかった。

最初のコラールはピアノとクラリネットが同時に演奏し出すが、事前にクラリネットが息を吸って、クラリネットの先端を下げたところで演奏を開始すると孫と打ち合わせていた。
特にあがったとの感覚はなかったが、少しは緊張していたのであろうか、演奏は指がもつれたり、音が鳴らないなど数箇所ミスがあった。孫の演奏も繰り返しを忘れるなど少しミスが出ていた。しかし、事前に演奏を中断しないと決めていたので、直ぐリカバリーしてどんどん演奏を進め、無事止まることなく最後まで演奏できた。
満足できる演奏ではなかったが、70才過ぎの初心者の演奏にしては90点ぐらいの出来で合格の部類に入るのでないかと思う。今後はもう少しクラリネットらしい音色で演奏できればよいのだが。まあ、これを目標にして頑張る。

曲の紹介

初心者が演奏した曲ではあるが、テンポが遅いだけで二つとも名曲として知られている。YOUTUBEの中から興味ある演奏をピックアップした。

バッハ作曲「羊は安らかに草を食み」

原曲はバッハ作曲の世俗カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」通称「狩のカンタータ」BWV208の中の第9曲目アリア「羊は安らかに草を食み」である。この曲はNHK-FMあさのバロックのオープニング曲に編曲されたので日本では特に有名であるとのことである。
原曲はリコーダーとソプラノそれと通奏低音のシンプルな構成である。リコーダが担当するオブリガートとアリアの競演が素晴らしい。今回の演奏ではアリアの部分をクラリネットが演奏。

原曲はカンタータであるため、日本では殆どない演奏されないが、こころに残る名曲であるため、様々な形式に編曲されている。特に通奏低音の部分の楽譜はベース音が記述されているだけで、和音が自由に付けられるので、編曲の幅は広く、様々な楽器構成の編曲がある。中にはクラリネットの四重奏としても市販されている楽譜もある。
ブラバンに編曲した演奏を見つけたので紹介する。この演奏ではアリアのメロディはクラリネットが演奏しているようである。

また、ペトリがピアノソロ用に編曲したのが注目され、現在では多くのピアニストが演奏している。その中で評判の高いLeon Fleisherの演奏。

ハイドン作曲「聖アントニウスのコラール」

原曲はハイドン作曲のディヴェルティメント「聖アントニウスのコラール」の第2楽章。原曲そのものはあまり有名でないが、この曲をブラームスが「ハイドンの主題による変奏曲」として活用したため、非常に有名な曲になっている。変奏曲で最初に演奏される主題部分がハイドンの曲そのものである。ブラームスの曲の中でも特に人気がある作品でるようだ。特に主題部分が印象に残り、多くのクラシックフアンから愛されている。
原曲に一番近いと思われる楽器構成の演奏から。

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クラリネットのマウスピース

マウスピースはリードについで、クラリネットの音質や吹き心地を大きく左右するものである。マウスピースを替えると同じリードでも音色や吹き心地が変わってくる。ここでは何が影響しているのか、私なりに考えた。

私の持っているマウスピース

私はどうも道具に興味が湧く癖があって、マウスピースについても替えるとどの様な吹き心地になるのかを体験したくなった。このため、オークションで安く出品されていたM15とB45を落札した。多少マイナーなマウスピースであるが、いずれも個性あるマウスピースで吹き心地の違いを体感するには十分である。それとクラリネットのヤマハの450とクランポンのRCを落札したときについていた5RV2本、合計4つのマウスピースを持っている。

吹き易さ

持っているマウスピースで吹き易さの順に並べると、楽な方から M15、5RV、B45の順である。リードで1ランク違うという感じである。

このことはバンドレンが推奨するリードの番手によっても知ることができる。リードのV12を基準して以下のようになってる。
B45は  3 → 3 1/2+
5RVは  3 1/2 → 4
M15は  3 1/2+ → 5

これはB45でV12にリードで硬さが3で合う人が、5RVに変えた場合はリードの硬さを3 1/2に変えた方がベターですよという意味であり、M15を使用する場合は更に硬い3 1/2+が適切ですよという意味である。

吹く心地が変化する原因

バンドレンの資料によるとマウスピースの構造は以下の通りである。

マウスピースの構造
マウスピースの構造

マウスピースを性格を決める大きな要素は以下の二つである。

ティップオープニング:リードの先端からマウスピースの先端までの幅
フェイシング:リードの先端から、マウスピースとリードが接する点までの長さ

この中で吹き易さはティップオープニングの幅が大きく影響している。この幅が狭いほど吹き易く、広いほど吹く難い。

音色についてはバンドレンの資料では以下のように説明されている。

・せまいものは、少ない息でも楽に吹けて、明るい音がします。
・広いものは、たくさんの息を使いますが、豊かで深い音がします。

リードが振動する理由

どうしてリードが振動するのか。私の考える理由は以下の通りである。単独のリードを吹いても振動はしない。しかし、マウスピースに付けて吹くと振動しだす。これはマウスピースに付いている空気の通り道が影響している。
リードをマウスピースに付けて息を吹き込むと、息はリードとマウスピースの間に流れ、クラリネット本体に送られる。するとこの時、リードの外側と内側で空気の流れる勢いが異なっている。この状態になるとベルヌーイの定理によりリードは空気がよく流れているマウスピース側に引き寄せられる。
これが強くなると、リードがマウスピースに完全に密着してしまう。しかし、密着してしまうと、空気が流れなくなり、同時に引き寄せられていた力がなくなり、リードは反発力によりマウスピースから離れる。完全に蜜着していなくても引き寄せる力よりリードの元に戻る反発力が大きくなれば、リードは戻るかもしれない。吹き続けると、着いたり離れたりを繰返し、リードが振動し始める。

ティップオープニングが広いマウスピースだと息を多く入れなければならないし、リードがマウスピースに蜜着するまでの曲がりが大きくなり、より大きな吸引力が必要である。疲れるのは当然である。

マウスピースの咥え方が上手くなり、ティップオープニングの間にだけ効率よく息を吹き込めるよになれば少しは楽になるのかもしれない。

フェイシングの影響

フェイシングが長さが異なると何が起こるのか。リードの振動する支点が異なるのである。すると、当然、リードの振動する部分の長さが変わるし、リードの振動する支点の厚さも変化する。これが音色に影響しているのでなかろうか。

音質の変化はバンドレンの資料では以下のように説明されている。

・短いものは、コントロールしやすく、音の立ちがクリアになります。
・長いものは、コントロールは難しくなりますが音のニュアンスがつけやすく、丸みのある豊かな音になります。

私の使い方

リードを長く使っていると、振動している部分はくたびれ張りがなくなってくるが、振動している支点を変えると、リードの振動する支点の位置が変わってくるので、張りも少し戻ってくる。フェイシングが異なるマウスピースを使用するとよく振動する部分も変化するので、リードが長持ちするのでないかと思っている。

私も場合はせっかく買ったマウスピースを万遍なく使うため、まだ硬くて吹き難いと思うリードはM15で吹き、手頃な硬さになってきたリードは5RVで、柔らかくなり過ぎたと思うリードはB45で吹いている。

どのマウスピースが良いかと聴かれると難しい問題である。M15は吹き易いが、リードの組み合わせでB45がいい音色だと思うときもある。結局はマウスピースとリードの硬さ状態との相性の問題だと思う。

マウスピースを選ぶときも、いろいろなリード、いろいろな硬さのリードで吹き較べなければ正確な評価はできないのでないだろうか。

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クラリネット

クランポンRCをオークションで落札

また、ヤフーのオークションサイト(ヤフオク)でクランポンのクラリネット RCを落札した。感想を記載する。

オークションのクラリネット

ヤフオクのオークションではクラリネットの関連商品がよく取引されている。落札価格は中古の状態により上下するが、平均的には定価の1/3程度であり、一般的には市販の中古品より安く買える。但し、品物の品質は出品者の写真とコメントだけから判断しなくてはならないので、多少リスクはあり、博打的要素はあるが、よい品物が安く落札できたときは素直にうれしい。

よく出品されるクラリネット

やはり昔人気があり、多く出回ったクラリネットがよく出品されている。一番目に付くのクランポンのR-13である。現在でも人気があり、入札者も多く、取引は活発である。その他のクランポン製品ではRCやC-13、E-13なども数は少ないが取引されている。RCより高級なクラリネットは発売されたのが新しいため、殆ど出品されることはない。また、安価なクラリネットは中古品として取引されることは少なく、新品として出品されることが殆どである。しかし、新品ならオークションで買う意味がなくなる。
ヤマハではYCL-450などのスタンダード製品やCX,CS,SEの下位モデルが比較的多く取引されている。これより高級品はクランポンと同様、出品されるのは少なくなる。セルマーなどのその他のメーカ製品は出品されることは少ない。

今回狙ったのはクランポン

前回ヤマハのYCL-450をオークションで落札したが、今回は音色が異なると思われるクランポンを狙うことにした。私がクラリネットを練習する気になったのは、クラリネットという楽器に興味が湧いてきたからで、特にクラリネット音楽が好きなわけではない。クランポンを狙うのも同じ理由からで、ヤマハとは異なり、評判の高いクランポンがどのような音が出るか、楽器そのものに興味があるからである。割安感からいうとヤマハの高級機の方が勝っていたかもしれないが、YCL-450と音質が同じ傾向にあると思い敬遠した。

クランポンの入門機では新に買う意味が少ないからE-13以上の製品と決め、割安感のある製品を狙うことにした。しかし、クランポンは落札するのは難しい。半年前ぐらいから掘り出し物のクラリネットはないかヤフオクのクラリネットのサイトを注意してみているが、特に人気の高いR13は業者の人も狙っているのか、安い最低落札価格が設定されていると必ずといってよいほどオークションの終了時間直前に価格が跳ね上がっていく。数回、入札したが、必ず私より高い値を付ける人がいれなかなか落札できない。

ハイピッチのRC

そのような状態が続いているとき、写真を見る範囲では特に何も問題なさそうなクランポンRCが出品されていた。まだ、誰の入札もなく価格はまだ低くめである。今回も無理かと思いながら、冷やかし程度の気持ちで入札した。誰かが入札すれば、そよりは高値は付けないつもりであった。しかし、適切な価格のクランポン製品しては珍しく私以外だれも入札する人がなく、簡単に落札できた。
送られてきた現品を見たが、クラリネット本体には何も問題はなさそうであり、中古にしては綺麗である。安く落札できたのでないかと思っている。

ただ、製造番号を見ると頭文字がFすなわちハイピッチ仕様であることと、30数年前に製造された製品であることが分った。恐らく、他の購入希望者は店に製造番号を問い合わせ、自重したのであないかと思われる。
ハイピッチ仕様の製品は音程が若干高くなる。私のように一人で吹く範囲では殆ど影響はないが、日本では吹奏楽などでは大半がローピッチ仕様の楽器を使用しているとのことで、他の楽器とアンサンブルする人にとっては使いづらいのかもしれない。

古い製品であることについては、30年以上も前になるとトスカなど高級なプロモデルはまだ作られていなかった時代であり、その当時のRCはクランポンの製品の中ではプロモデルで最高級品であり、製造にあったては最上質グレナディラ材が使用され、細心の注意が払われ製造されたのでないかと思っている。「ゆがみ」や「がたつき」が出なければ、現在のの製品より物は良いのでないかと思っている。

実機でテスト

早速、組み立てたがベルの差込がゆるく、力を入れなくても入る。反対に演奏中に抜けないか心配するぐらいである。
ハイピッチ仕様ということで、チューナーを使用して数個音程を測ったが、吹きだしは少し基準より高く振れるが、吹く込むとどの音も問題なく442ヘルツ基準で針がセンターにきたので、大きな問題はなさそうである。
音程はタルの長さで調整できるとのことなので、タルを3ミリ程度引き抜き測ったところ440~441基準の辺りとなった。これである程度調整できることが分ったが、この方法で全音域安定した音程が出せるかは多少疑問である。引き抜きに問題があれば少し長いタルを購入する。
その後、レッスンを受けている先生と二重奏をしたが、特に違和感はなかった。その他、DTMでPCの音源と合わせる程度なので、大きな問題はなさそうである。

吹き心地

音色が劇的に変わることを期待したが、残念ながら現在の実力ではYCL-450もCrampon-RCも同じ様な音色に聴こえる。クラリネットの差よりリードやマウスピースの差の影響の方が大きく、どのように変化したかまだ分らない状態である。まあ、初心者の私には「猫に小判」の状態である。ただ、気分的にはRCの方が良い音がし、表情が付けやすくなったのでないかと感じる。厳密には両者、最善の組み合わせを見つけ、最終的にどちらが表現力に勝るかを判断しなければならない。
プロ仕様のクラリネットは少し抵抗感があるとの記事も目にするので、吹く難くなるかもしれないと思っていたが、この点については全く心配がなかった。殆どYCL450と変わらなかった。ただ、前の持ち主の癖が残っているか多少操作感が異なる。

しばらくはいろいろな組み合わせで実験しながら最適なリードやマウスピースを見つけたい。

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クラリネット

山手西洋館でクラシックコンサートを聴く

横浜の港が見える公園近くのイギリス館でクラリネット(松崎智代)、チェロ(大岩直季)、ピアノ(中島朱里)3人によるコンサートが開催されたので、聴きに行った。一般の住宅の少し広めのホールで聴く音楽は演奏者が身近、音楽も身近、演奏者と聴衆が会話するようなアットホームな雰囲気の演奏会で非常に楽しめた。

横浜の山手にあるイギリス館やベーリックホールなどの西洋館では、室内楽等のコンサートがよく開催されている。今回クラリネットの松崎先生が出演されるというので聴きに行った。気まぐれからクラリネットを習い始めたが、クラリネットの音色はリードを変えるといろいろ変化するし、初心者の私ではただ鳴っているだけのような状態なので今一クラリネットの音色が分らないのである。身近なところで先生の音色を聴けば、どのような音色が良いのか分ると思い聴きに行った。

イギリス館の暖炉のある部屋で土曜日の19時30分からのコンサートとなれば、夕食を済ませ、気楽に聴くという、完全にヨーロッパスタイルでのコンサートである。狭いスペースで、演奏者と聴衆が同じ高さに座って聴く演奏会なので、演奏者が非常に身近である。部屋が狭いので、音がよく反響して音量が大きく、音の中に埋まっているような感じである。ただ、音が反響し過ぎて音が若干不鮮明になるようなところもある。また、今回はチェロの大岩さんが聴衆と会話されるような雰囲気で説明されたので、非常にアットホームなコンサートとなった。

プログラムの最初のパートはドビュッシーとフォーレのピアノ三重奏。ヴァイオリンのパートをクラリネットが担当するとこの。あんまり室内楽は聴かないで知らない曲であったが、音色の異なる三つの楽器の重奏で、パートの動きがよく分り面白かった。特にAndantinoではクラリネットの綺麗な音色がよく分り良かった。自分が吹いてもあのような綺麗な音色は出ないで、どのようにすれば綺麗な音色がでるのか今後の研究課題である。

演奏家にとって最初のパートの音楽は大変とのこと。次のパートはポピュラーな曲を並べたような感じである。最初の曲はチェロとピアノでヴォカリーズ。クラリネットは体力回復のため休憩とのこと。確かに連続して吹いていると疲れるし、リードや楽器も水が溜まり状態が悪くなってくるのでよく理解できる。ヴォカリーズはチェロの演奏で数度聴いているので、生で聴けて良かった。レハールのワルツもラシーヌ賛歌も知っている曲なので素直に楽しめた。ホール・ニュー・ワールドは映画音楽のようだが知らなかった。

最後のパートはタンゴとのこと。雰囲気ががらりと変わり、面白かった。ピアソラの鮫は演奏が大変なのか大岩さんが気にされていたようである。帰って、YouTubeで他の演奏聴くと、確かに通常とは全く違ったチェロの演奏法でアップされていた演奏もあり、気にされていたことが理解できた。多分編曲によって演奏法も自由に変えられるのであろう。ブエノスアイレスの春も良かったので、ピアソラという作曲家に、興味が湧いた。他にポル・ウナ・カベーサ~パジャドーラとあったが、題名がよく分らない。

山手西洋館での演奏会は始めて経験で、通常のホールの演奏会とは雰囲気ががらりと変わり面白かった。ネットで調べると頻繁に演奏会は開催されているようで、今後少しマークしてみる。ただ、西洋館に行くにはきつい坂を登らなければならないので、年寄りにはそこがネックである。

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モーツアルトKV487のメヌエット(1年間の成果記録として)

衝動的な思いつきでクラリネットの練習を始めて1年、まだ、思い通りにはリードが振動してくれないが、何とか曲らしきものが吹けるようになってきたので、現在の実力を記録として残す。

モーツアルトの「12の二重奏曲」について

記録として残す曲に選んだのはモーツアルトの「12の二重奏曲」KV487から9番メヌエット。

この曲集については不明なことが多いようだが、クラリネットの1種であるバセットホルンのために書かれたのでないかと推測されている。つまり、クラリネットの名曲を書いたモーツアルトのクラリネット作品であること。

次にクラリネットの二重奏作品であること。私はよく合奏曲を多重録音機を利用して、合奏の形で練習している。こうすると合奏の響きを聴きながら練習できるので、非常に気持ちが乗ってくる。クラリネットだけの二重奏であれば、クラリネットだけで録音することができる。

最後に、この曲はモーツアルトの作品であるが、比較的やさしく、テンポを落とせばなんとか初心者でも吹けること。この曲集は楽器を習うとき練習曲として適切なのであろう。やさしい二重奏曲集として他の楽器でも演奏されている。ネットで調べるとヴァイオリンやフルート、チェロ、ホルンなどの楽譜が市販されている。最も、クラリネットの市販本の楽譜が見つからないのが気になる。

クラリネットの楽譜についてはクラリネットの楽譜サイトの中で見つけた。

しかし、いくらやさしいと云っても初心者には大変である。12曲の中からなんとか吹けそうな曲として9番のメヌエットを選んだ。ただ、繰り返しを行うと長くなるので、繰り返しはすべて省略した。但し、曲の終わりを収まりよくするため、ダ・カーポでは前に戻った。

演奏で難しかったところ

クラリネットという楽器、リードを振動させなければならないので、思い通りに音が鳴ってくれないことがよくある。長いとどこかでミスするものである。特に以下のようなところで多かった。何とかノミスで仕上げたかったが、どうしても何処かでミスがでるのである。余裕を持って吹けるようにならなければミスはなくならないのかもしれない。時間の都合があるので、最後はあきらめた。

  • 下のパートで ラ・シ・ド(#ド)の部分。シの音が抑え方が悪いのか、リードが悪いのか鳴らないことがたびたびあった。クラリネットではラ・シに移る指使いが一番難しい。
  • 上のパートで 高いドから下降する部分。ここが最大の難関。そもそもリズム音痴で8拍子が連続する音階の部分は走り出す傾向がある。その上、高いドの音はリードの選択や息の入れ方が難しく鳴らないことがよくある。(下から上昇する音階の方が鳴りやすい)。このように音が出難い上、前のフレーズから落ち着いて息継ぎできる場所がなく、慌てて入ってしまうため、乱れることが大半である。
  • Trioで転調するが、下のパートのド・♭シのところを、この楽譜を見るとクセのようにド・シと押さえてしまう。年であろうか吹く前によほど注意していないと忘れてしまう。
  • 最後の難関はダ・カーポの前の上のパートの4小節。♭ミ、♯ファ(キーを使用)の音。キーを使用する音とはまだ十分に押さえ慣れていないため、失敗することがたびたび。

作成の方法

録音は多重録音機(MTR)を使用した。マイクか内蔵されているので、機械のメトロノームの音をイヤホンで聞きながら吹けばよいだけである。機械操作が入るので、2小節空打ちしてから始めている。録音できる場所は8箇所、左右ステレオで録音しているので、4つの演奏が録音できる。拍子も設定できるので、小節の最初が間違っていれば直ぐ分る。一番良いと思うものを残しながら何回も録音した。
最後はミスクスダウン。上下の音を適当に混ぜながら、少し反響のある部屋で録音した雰囲気にするため、リバースを加える。同時に音質を多少加工している。
PDF形式の楽譜を画像形式に変換し、画像ソフトで2段毎に切り分けている。
最後はWindows Liveムービーメーカーでビデオ形式に変換し、YouTubeにアップ。

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クラリネットのリードについて

リードはクラリネットの口元に付ける小さな木片で、10本入りのケース1箱で1500円~3000円程度の消耗品である。しかし、この小さなリードがクラリネットの音のかなりの部分を占める重要なもので、このリードを上手く扱うことが出来るようになればクラリネットはかなり上達するであろう。

リードとは

リードの原料は葦と言われるイネ科の植物で、大きくなると8メートル太さはクラリネットより太くなるものもあるそうだ。見た目は柔らかい竹という感じだ。この直物は世界各地に自生しているが、質が良いのは南フランスで、多くのリードはこの産地のものが使用されている。

リードの硬さ

リードは硬さによって分類され、販売されている。よく市販されているリードとしては、弱い息で振動をし始める2半から、強い息が必要な4まで1/2刻みで2半、3、3半、4の4クラスが販売されていることが多い。例外的に固さ2や5の商品や2.75のように1/4 刻みで製品化されている商品もある。この固さの基準は統一されたものでなく、メーカーや銘柄により異なる。

クラリネットの吹く上でリードの硬さは非常に重要で、初心者が硬いリードを吹いても音が出ない(リードが振動しない)ことが多くある。また、音が出ても、硬い風船を膨らませるようなもので、非常に疲れる。 それでは、柔らかいリードが良いのかと言えばそれは一概に言えない。柔らかすぎるリードに必要以上に強い力で吹くと、リードの振動が暴れ出し、リードミスが出やすくなる。 リードの硬さによって音色の変わって来る。私の感想ではその人にとって柔らかいリードで吹くと音は倍音や雑音が多く派手な音になる。硬いリードで吹くと倍音が少なく柔らかい音であるが、硬すぎると貧弱な音になる。 硬いリードは少し吹き慣らしていると柔らかくなってくる。それでも硬いリードは紙ヤスリで削ることによって柔らかくするこができる。削り過ぎると柔らかくなり過ぎたり、音が均一でなくなり、使えなくなることがあるので気を付ける必要がある。どこを削るかは経験がものをいう作業であるため、初心者は難しい。 リードは取り付ける位置を上下左右若干変えただけでも吹き心地は変わって来る。多分、リードのこなれている部分が変わってくるためであろう。

個体差が大きい

リードは天然素材であるため、固体による差が大きい。硬さにしてもリードを成型したあといろいろな硬さのリードができるため、3の硬さの商品なら3の近辺だけでなく、2.7から3.2辺りまで適当にばらつかせた固さのリードがパッケージされていると考えてよい。メーカ側の論理としては硬さをばらつかせることによって、誰でもその人に合ったリードがあるとのことである。 リードは固さだけでなく、左右バランスがとれているか重要である。リードを透かして見ると、リードの中に繊維状のものが伸びているのが分る。これの密度が均一でなく、多いところと少ないところなどバラツキがある。このため、硬さの左右バランスの調整が必要である。左右のバランスが狂ってくると振動が均一でなく雑音が多くなる。

マウスピースとの相性

リードの振動し易さはクラリネットのマウスピースにも非常に影響される。同じ硬さのリードでもマウスピースを変えると吹き心地は変わって来る。メーカもウスピースによって推奨しているリードの硬さを変えている。当然その人の力量により、適切なリードの硬さも変わって来る。

リードの寿命

リードは消耗品で長く使っていると吹き心地は変わってくる。一般的な意見としてリードの寿命は20時間というのが一つの目安である。しかし、なかなか寿命の判断は難しい。結局は使っている人が吹き難くなってきたと思ったら、その人にとってそのリードの寿命だろう。もっとも乾かして吹くとまだ音がするので本当の寿命の判断は難しい。私は吹き難くなって来たと思うリードを別にストックして、マウスピースを替えたりしながら家での練習に使用している。そこでも駄目だと思うようになったら捨てている。 一つにリードばかり吹いていると寿命は短くなるという意見は多い。複数のリードを休ませたり、よく乾かしたりしながら吹くとリードの寿命は長くなるようだ。

リードを育てる

リードを購入して、いきなり長時間吹くのはリードにとって好ましくないようだ。最初の日は1分程度吹いて終わり、二日程度乾かして次に吹くときは5分と言うように徐々に時間を長くして行くのが好ましいようだ。 北村栄治さんのリード調整は水につけて乾かして、それを3回ほど繰返すそうです。YouTubeありますので、参考にして下さい。

少し固いと思っていたリードも吹き込むことによって吹き易くなってきます。あまり固い場合は裏面を平らにしたり、表面を紙やすりでなぜるように削るとのこと。 このようにして1ヶ月ほど使っているとリードが安定するそうだ。

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クラリネット 音楽

ネットにある無料のクラリネットの楽譜

最近はネットに多くの楽譜が投稿されている。その大半が、著作権の切れた古い楽譜であるが、中には、最近の楽譜であつても開示されているものもある。
私は市販で適当な教則本が見つからなかったので、ネットから何種類かの楽譜をダウンロードして、練習に使用している。
ここで、利用している代表的なサイトを紹介する。

IMSLP(ペトルッチ楽譜ライブラリー)

楽譜の図書館と言えるアカデミックな雰囲気がただようサイトである。膨大な楽譜が貯蔵されているが、中には、手書きの古い楽譜も多く、学術的には価値が高いが、我々が使用するには使い辛い楽譜もある。著名な作曲家の作品を探す場合はここが一番である。
クラリネットの楽譜を探す場合は、主要楽器の分類でクラリネットを指定するとリストがA,B,C順に表示される。1800曲程のリストが表示されるので、リストから探すのもなかなか大変であるが、曲名が分っている場合は検索窓があるので、そこから探すのが一番である。

ScoreExchange

楽譜作成ソフト「Sibelius」と関係のある自由な雰囲気を持つサイトである。ここは、有料無料、難易度、分野など詳細な検索条件を入力することができるので便利だ。難易度を一番易しくすると初心者向けの楽譜が表示される。clarinetのタグもあるが、何故かリスト表示が遅いので、検索窓に「clarinet」と入力するのが一番早く表示される。但し、表示されてもページを変更するとまた時間がかかるので、検索条件で絞り込んで表示させるのが一番効率的である。

最近は最近は殆ど有料となっている。

楽譜が表示されたあと、プラグインを使用すると楽譜に合わせてMIDI演奏をしてくれるので、自分の趣味に合うのか判断し易い。

The Clarinet Institute of Los Angeles

クラリネットの愛好団体が作成しているサイト。団体が選んでいると思われるので、クラリネットの楽譜しかなく探しやすい。また、楽譜の品質も安定しているように思われる。中級レベルのなれば、先ずはこのサイトから探して見るのが一番だ。

以上の三つのサイトを主に使用しているが、その他にも以下のサイトでクラリネットの楽譜が得られる。

Free-Scores.com

 8note.com